GPTsで遊んでいます。
日々の仕事の忙しさの中にあってビジョンの重要性というものは薄れがちです。目の前の仕事が果たしてビジョンにどう結びついているのだろうかと虚無感に苛まれることもしばしば。そんな我々の相棒として「Gig Innovated Wisdom」というGPTsを社内向けに作ってみました。
※ “Gig Innovated” は会社のスローガン
こちらが今回作ったGPTsのプロフィール、
ギリシャ彫刻のような様相により古代の叡智を醸し出し、目の水晶は組織の未来を凝視するような佇まい、なんだかとてつもない力を持っているかのようです。この画像に至るまで6回作り直してもらいました。
ナレッジにはこれまで書いたブログの記事や社内の議論メモなど、たくさんの文章を雑多に詰め込みました。GPTsの制約で10ファイルしかアップロードできなかったため、まとめられるものは1ファイルにまとめるようにしています。ファイル全体では200KB弱なので、文章量だけで言えば100KB程度だと思います。
使ってみる
会社のビジョンを説明してもらいましょう。
ビジョンは捉えどころのないものになりがちで、人に伝わりにくかったりします。ですがこれを使えば質問者の背景に寄り添って親切に教えてくれるのではないかと考えました。
まずはこれから社会にでる学生に向けて説明してもらいます。
回答にある文章をナレッジとして直接インプットしていないにも関わらず、ナレッジに入れた文章の端々から要点を抽出し的を得た回答をしてくれました。
では10歳の少年にもわかるように教えてくれるでしょうか。
凄まじい寄り添い力に感動します。10歳だとこのくらいの内容が一番刺さりそうですね。
では、シニアなエンジニアに向けだとどうなるでしょう。
ちょっと表面的ですね。もっと説得力がほしいので、斜に構えた人に向けて解説をお願いしてみます。
確かにそういう見方もできる、でもなんかそんな断言されるとちょっと違うと言いたい、もう少し解像度の高いビジョンを練らせてくださいと言いたくなるような絶妙なラインを攻めてきました。
まとめ
これまでのメモを雑に寄せ集めてナレッジに詰め込んだだけにもかかわらず、上手いこと文脈を読み要約してくれる性能に脱帽の結果でした。もっともっとナレッジを詰め込んで、精度の高い相談役に育て上げていきたいと思います。