WHY WE BELIEVE IN GIG ECONOMY
TC3がギグ・エコノミーに
賭ける理由
ギグ・エコノミーとは?
これまでは、「仕事」と言えば正規雇用やアルバイトといった形態が主でした。しかし、テクノロジーの発展によりそのような働き方をする人々は徐々に減り、「ギグワーク」という働き方を選ぶ人々が年々増え続けています。ギグワークとは、フリーランスや、タスク単位での一時的な仕事、airbnbやUberなどをはじめとしたシェアリングエコノミーの中での仕事など、会社に固定の勤務条件で雇用されることなく、自分の都合にあわせたフレキシブルな働き方ができる形態のことを指します。こういったギグワークが生む経済圏のことをギグ・エコノミーと呼んでいます。
ギグ・エコノミーはVUCAの時代に特に求められるアジリティと高い適用能力を持っています。その威力は凄まじく、世界中で開発やデザインに特化したギグコミュニティが立ち上がり、デジタル製品開発の在り方も大きく変わりつつあります。
ギグ・エコノミーの強み
群衆の知恵
ギグ・エコノミーの強みの一つとしてその発注形態を挙げることができます。ギグコミュニティへの発注方法はいくつかありますが、コンテスト形式の発注では、参加者同士で競い合うために、インハウスの技術や開発を超えた成果が短期間で入手可能です。難題ほどパッションを持って取り組む競技プログラミングの文化が、これまでも数え切れないほどブレイクスルーを生んできました。
圧倒的多様性
ギグ・エコノミーが世界最先端の技術を実現可能にするのは、様々な地域から様々なバックグラウンドを持った参加者による多様性のあるアイデアがあるからです。各国から、データサイエンス、開発、デザインなど各領域における意欲的なスペシャリストが集まっています。ある国の当たり前は別の国にとっての未知であり、それが大きなヒントとなり革新的なプロダクト開発へと発展することも少なくなりません。また、リーチできるギグワーカーの人数も大きな強みとなっています。TC3のプレミアパートナーであるtopcoderが抱えるコミュニティだけでも、合計約160万人のギグワーカーが活躍しています。これはGAFAMの人材をすべて足しても及ばない規模であり、必然的に優秀な人材にも出逢いやすい環境となっています。
領域ごとの
Topcoderメンバー数
Data Science
機械学習モデル開発 / 大規模データ分析
Developers
PoC・MVP開発
Designers
アプリケーション / ビジュアルデザイン /
エクスペリエンスデザイン
Topcoderメンバーの分布
GAFAMの人数に比較した
Topcoderの人数
オンデマンド
必要なときにスキルフルな人材をオンデマンドに採用できることは、ギグ・エコノミーの最大の特徴とも言えるでしょう。インハウスで人材を雇用することに比べ、少ないリスクで開発を行うことができます。Talent As A Serviceという発注形態を選択すれば、ギグワーカーの働き方として正規雇用のほとんど変わらない状態で契約期間内に活躍してもらえます。この場合でも知的財産は賞金と引き換えに依頼主へ譲渡されるため、後に続く制約などがないという意味でもリスクが少ないと言えます。
今ギグ・エコノミーが選ばれる理由 常にWIN-WINの関係性
今、ギグワーカーの数が増え続け、その勢いが衰えを知らないのは何故でしょうか。労働者の視点で考えると、ギグワークという働き方にはたくさんのメリットがあることがわかります。まずひとつは、自分の得意なタスクだけを売ることができるため、企業で働く場合に比べ、体感する負荷に対して得られるリターンが大きくなる可能性が高いという点があります。また、一流企業に勤めていたとしても、生涯の安定は保証されないこの時代、リモートワークで自分の好きなところに住み、自ら決めた時間だけ働くというライフスタイルは、多くの人にとってクオリティ・オブ・ライフをあげることに繋がっています。
発注者側の視点でも、ギグ・エコノミーとの共創することにメリットがあります。
デジタル製品に関わる人材は需要対供給が追いついておらず、常に人手不足の状態です。しかしギグ・エコノミーと共創すれば、すぐに世界中からトップレベルの技術を持った人材の力を借りることができるのです。
それも、正規雇用とは違いオフィスの席や福利厚生費もかからず、必要な時にだけオンデマンドで契約ができるため、効率的な人員編成を築くことが可能になります。ギグワーカーたちは、それぞれがスペシャリストであり、常に時代に求められているスキルに自ら機敏に学ぶ姿勢をもつ傾向があります。それは今企業が世の中に求められている、最先端の技術とスピードを持って開発を進めることに必要な姿勢です。世界のリーダーたちはこのことにいち早く着目し、既にギグ・エコノミーとの共創でイノベーションを多数起こしているのです。
ギグ・エコノミーを活用した
世界の事例
国内で本格的に普及していない理由 ギグ・エコノミーが抱える課題
ここまで読んでいただけたなら、きっと不思議に思われていることでしょう。なぜ国内の企業はもっとギグ・エコノミーを活用していないのか、と。国内にもギグコミュニティは存在していますが、ギグ・エコノミーとの共創で最大限の力を発揮するのは、国内に限定せず世界のタレントにリーチができてからだと言えます。それは、国内に閉じていてはギグ・エコノミーの最大の強みである圧倒的多様性にリーチできていないのと同然だからです。
国内の企業が、まだギグ・エコノミーとの共創ができていない最大の理由は、島国の日本が常に直面している言語の壁です。発注側の担当者に英語が流暢なメンバーがおらず、海外のギグコミュニティとのやりとりをスムーズに行うケイパビリティがないというケースがほとんどです。また、英語ができたとしても、技術的な知見が不十分だというケースもあります。世界水準の技術にリーチするということは、その技術を正しく精査できることが大切です。他にもギグ・エコノミーとの共創がまだ普及できていない理由はあります。一人のギグワーカーに一度限り依頼をすることはハードルが低いですが、大きなプロジェクトを複数のギグワーカーで分担して進行するには、強力なプロジェクトマネージャーの立場が必要です。しかしそのような人材を国内で見つけることが難しいのも現状です。それ以外のハードルとして、海外のギグワーカーに指定の開発環境を構築してもらう手間、企業の機密情報を受け渡すことに対するセキュリティ面のリスク、ギグワーカーの作業進捗確認の取り方に不安を感じているというケースもあります。
TC3は、これらの課題すべてを解消いたします。英語力の高いグローバルなチーム、高度な技術的知見、ビジネスとビジョンに寄り添うプロジェクトマネジメント、そしてギクエコノミーとの共創をスムーズにする自社プロダクト。これらの特徴を生かし、企業と世界水準の技術の架け橋になることが我々の役割です。